2008.7.17(THU) 洞爺湖サミットのシェルパ

■今日はお休みだというのに、やはり5時50分頃目が覚める。相方さんが明け方に扇風機のスイッチを入れたので半覚醒だったせいもあるけど。筋トレ30分。久しぶりにやったら足がふるふると震える。

■12時にちょうどに六本木のヒルズクラブへ。「G8洞爺湖サミット:サミット開催直後にシェルパが語る首脳外交の舞台裏〜各国利害がぶつかる中で議長国日本はどう動いたか〜」というランチョンセミナーに申し込んでいたのだ。スピーカーは今回のサミットのシェルパであった河野雅治氏。外務省外務審議官の方である。

以前に行った時はセミナーっぽい教室でやったのだけれど、今回はヒルズクラブの主催ということもあり、ヒルズクラブのダイニングで開催された。会場へ行ってみるとすごい人の数。しかも年齢層もかなり高め、かつ、なんとなくステータスの高い人たちの集まりという感じがして、やや気後れ。会場も結婚式場のような趣で、10人掛けの円卓が15卓くらい設置されていた。

最初の30分ほどでぱぱぱっと食事を済ませるのであるが、お隣には若い都議会議員の方が座られたので、石原さんの都政の話などを色々と聞く。石原さんは実はオリンピックは招致できないという読みでいるという話が面白かった。招致が失敗に終わった後も、お台場や築地などの再開発はそのまま進め、東京の街を活性化させるのが狙いなんだとか。

さて12時半となり、いよいよセミナーのスタートである。河野氏は冒頭に「役人の話はつまらないですよ」と仰っていたが、海外の方とやりとりすることに慣れていらっしゃるせいもあってか、あちこちにジョークも交えるなどお話が非常に上手で、一気に聴衆を惹き込む。

どのようにサミットが行われていくかという雰囲気がよく判った。もちろんシェルパが事前のミーティングを重ねて合意の枠組みを作っておくのだけれど、それをなぞるだけの形骸化された会議ではないこと。また会議自体は首相+シェルパしかいない状況で、「ガチンコ」で行われること。そして事前の枠組み作りは相当ハードで、特に今回は開始直前までどうなるか判らない状況であったこと。一方で、参加国のほとんどの首脳が支持率の低下に悩んでおり、万が一今回のサミットで合意文書を出せないと致命傷になりかねないという切羽詰った状況でもあったらしい。また合意文書を作る際の大変さなども−全ての国が納得できる言い回しを探すのは本当に大変な作業らしい。

ちょっと意外だったのは、欧州チームの中ではドイツのメルケル首相が一番存在感があったという話。昨年の開催国議長ではあったものの、女性ということや経験値のこともあってそんなに強い影響力を及ぼしているイメージはなかったのだけれど、議論の迫力では彼女が一番なのだそうだ。フランスのサルコジ大統領はG8が既に時代遅れなので、そんなのは止めて他の国も交えるべきだということを常に主張しているのだそう。イギリスのブラウン首相はアクションが早い人だそうで、08年1月からの準備段階では食糧危機や石油価格高騰はまだ問題になっていなかったわけだが、5月6月になってその問題が出てきたときにすぐに取り入れるべきだと進言したりしたらしい。今回初参加、かつ一番の若手でもあるロシアのメドベージェフ大統領は建設的な意見を出し、議論に良い形で貢献してくれる人だったというのも、意外な感じ<プーチン前大統領の強硬路線を継承しているイメージなので。前回はブレア首相と安倍総理が議論の仲介役だったそうだが、今回はメドベージェフ氏がその役割を担っていたのだそうだ。

アメリカのブッシュ大統領はもちろん環境問題などで自国の国益優先の議論を展開はしたものの、福田総理をサポートすることを事前から約束してくれており、実際に会議の場面でもかなりサポートしてくれたのだそう。そして議長である福田総理が会議が終わるときに、今回が最後の参加となるブッシュ氏に〆の一言を求めたときも「Let's go for lunch.That's it!」と〆めて、福田総理の顔を立てることに終始したらしい<本当にお腹が空いてたんじゃないの?とも勘繰ってしまうけど(笑)。

そして我らが福田首相はといえば、河野氏によれば非常に頼もしい議長だったとのこと。皆の意見を引き出してまとめることが求められている役割りだったわけだが、それを上手くやってのけたのだそうだ。たとえばメドベージェフ氏がジンバブエの問題で孤立しかけたときも上手く発言を促して守ってあげたり、雰囲気を和らげたり、色々とされていたそうである。

最後のお話はG8だけで物事を決めるのはもう限界には来ており、その8カ国が政策協調をしたところで世の中は回らない状況になっているというものだった。とはいえ、この人数だからこそ話がまとまるという側面も否定できない。この8カ国が核となる議題をセットし、そこへ他の国々を招聘するのが一番よいやり方ではないかという結論であった。

そして今回の会合でサミット(頂上)までは上ったけれど、あとは山を降りなければならないとも言っておられた。会合で決まったことを実現するのが肝心なのだ。今年の12月までが議長国としての任期なので、それまでにどの程度フォローアップを完了させるかが今のタスクだと。それぞれの国にとって国益というのは当然最優先事項なわけで、それを調整し、全世界を一つの目的に向かわせるのは、本当に大変なお仕事だと思う。

話し合われた議題「気候変動」「世界経済」「開発・アフリカ」「政治問題」について、余り突っ込んだ話を聞けなかったのが少し残念ではあったが、普段触れることのない世界の話をお聞きして、有意義な時間を過ごすことができた。

■さて、今度は場所をヒルズからミッドタウンへ移動。暑いのでなるべく外を歩かないように地下を通っていく。甘いものを食べるツアーに参加させていただいたのである。今回はリッツ・カールトンのアフタヌーンティー。メンバーはSait○hさん、Iれぶんさん、Tんぷらさん、Cリームさん。Jュリアさんが参加できなかったのが非常に残念。

基本的に食べることが好きな人が多いこともあって、話は甘いものにとどまらず、食べること全般に。しかも皆ちょっとずつ守備範囲が違うので知らないことも多く面白い。話はそれ以外にも群馬・神戸・仙台・広島やラスベガスの事とかどんどん広がり、アフタヌーンティーに加えてケーキも追加オーダーして3時間ほど滞在。今まであまりゆっくり、しかもP以外の話で、お喋りすることがなかったメンバーなので面白かった!次回も楽しみにしていまーす!

■今日の食事。

朝食:桃!ミューズリー。

ど○けん家からいただいた桃を早速食べてみた。剥いてるときは白い部分が多く、少し硬めの桃かなあと思ったのだけれど、食べてみたらちょうど食べごろで甘さも香りも抜群だった。おいし〜♪

昼食:<ヒルズクラブ>サラダ。スズキのポワレ レンズ豆のクリームソース。オリーブ入りのバゲット。

アフタヌーンティー:<Ritz Carlton>ヘブンリーティータイム。詳細は別エントリで。

夕食:神保町大丸やき茶房の大丸焼き。ソースあられ。

まだ甘いもの食べるのかって感じですが、せっかくSait○hさんからお土産にいただいたのでその日のうちに食べたかったのと、ちゃんとした食事をするほどにはお腹も空かなかったので。でもさすがに口の中が甘くてお煎餅は必須だったけど。大丸やきは大判焼きみたいな見た目だけれど、食べるとどら焼きみたいなカステラっぽい生地で美味。粒餡もたっぷり入っていた。

しかし今日は甘いもの食べすぎだー。

アフタヌーンティー@リッツ・カールトン

アフタヌーンティー:<Ritz Carlton>ヘブンリーティータイム4300円。

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14時の予約で伺ったが、ほぼ予約で満席かしらといった雰囲気。女性のグループがほとんどである。ここは天井も高く、席間も広いので開放感があるし、外のお天気は良いし、ピアノの生演奏もあるしで、とても居心地がいいわ。アフタヌーンティーはリッツの名を冠した8900円のものと4300円のものと2種類あるとのことで、今回はお安い方を選択。

一番上の段:黒糖クッキー。ブラウニー。パンナコッタ。抹茶フィナンシェ。チーズケーキ。

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ブラウニーが一番気に入ったかな。ブラウニーといってもチョコレートフォンダンの中の部分みたいにしっとりトロッとしている。上にはチョコレートムースが乗っていて、ショコラプラックが飾られていた。しかもブラウニーの中にはラズベリーソースが入っていてちょっとビックリさせられるのだ。どれもそうだったけれど、かなり甘さが強いので、このブラウニーもラズベリーの酸味がとてもいい相性。あとパンナコッタも美味しかったなあ。いちごのソースと底のワインゼリーの間にパンナコッタが挟まれていて、一緒に混ぜて食べると、甘みとバニラの香りと少しの酸味がとろーっと一体化して面白い。どれも一口サイズで小さめなのだけれど、上に書いたように甘さはかなりはっきりしているので、食べた感がある。

二段目:パテドカンパーニュのカナッペ。生ハムとマンゴーのカナッペ。モッツアレラ、チェリートマト、バジルマヨネーズ。

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このほかにスモークサーモンとサワークリームのバンズサンドイッチもあったのだけれど、これはCリームさんに進呈。カナッペはカリッと乾燥させたパンを使っている。パテドカンパーニュのねっとり濃厚なお味をピクルスと胡椒の実がピリッと引き締めている。逆に生ハムとマンゴーはねっとりとした甘さをそのまま活かしたもの。モッツアレラとチェリートマトの味付けに使われていたバジルマヨネーズも地味に気に入った。

三段目:レーズンとシトロンのスコーン、クロテッドクリーム、ジャム。

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ジャムはWilkin&Sonsのマーマレード・苺・杏・蜂蜜があったので、苺と蜂蜜を使用。クロテッドクリームもこってりつけていただいた。ちょっとこぶりなスコーンだったけれど、ほろほろっとしていて美味しい。

Tea set は全部ウェッジウッドだったと思うけれど、ちょっとアジアンなデザインの巨大なティーポットで出てきて、しかも茶葉を取り替えてくれるとのことだったので、最初はオリジナルブレンド(シナモンが効いたスパイシーなもの)、2ポット目はアールグレーをいただいた。水分摂りすぎかな。

オススメ上手なサービスの方に薦められ、ケーキを追加注文してしまうワタシ達。

ケーキ:モンブラン。

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季節外れだなあとは思ったけれど好きなので。当然、洋栗のペーストを使っているけれど、上に乗っている分だけでなく、マロンクレームの下のクレームシャンティィの中にもごろごろと栗が入っていて、なかなか幸せ感のあるケーキだった。他の方のケーキもみんな美味しかったけれど、特にCリームさんの食べていたマンゴー&バナナのタルトが美味しかったー!

全部で6400円(サービス10%込)。いいお値段ではあるけれど、一回飲み会に行くのと同じことだし、3時間のんびりと贅沢な時間の使い方をさせてもらったのでとっても満足ー。