2014.6.8(SUN) 読書「ジェノサイド」とか

■6時起床。前日比±0kg、13年1月1日比+1.8kg。久しぶりのテニスに行けるかなという感じだったのだが、やはり雨で中止。残念。一日だらだらと本を読んだり、昼寝をしたりして過ごす。

■読んだ本。

「米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす」 マシュー・アムスター=バートン (エクスナレッジ)

WSJなどに寄稿するアメリカ人フードライターが娘さんと奥さんと3人で2012年7月に一か月間中野の短期滞在型アパートに住み、東京で暮らした日々を語るエッセイ。もちろん日本人の味覚とは異なるけれど、居酒屋やうどん屋、スーパーやデパ地下などを満喫する。

以前イギリス人のフードジャーナリストが日本に長期滞在して書いた同様のエッセイを読んだことがあるけれど、それと多くの点では変わらない(タイトルも似ている「英国人一家、日本を食べる」)。米国人一家の方が庶民的なお店が多くて、それを味わうときも肩肘張らない雰囲気があるかな。そして2012年と最近だし、東京だしで、より身近に感じる。

自分が日本以外の国を旅行し、色々と自分なりの知識感覚でその国を「発見」するように、海外の人が日本を発見するお話も好きだわ。

■読んだ本。

「ジェノサイド」 高野和明 (角川文庫)

Iし井さんに借りた本。気分が落ち込んでる時に読むと危ないよ、一気に読み切った方がいいよと警告(?)をいただいていたので、心の準備はした上で読んだ。

コンゴで暗殺のように思えるミッションを命じられた特殊工作チーム、東京で薬学を学ぶ大学院生が父親の遺言で難病の治療薬開発に巻き込まれる、そしてホワイトハウス。これらの人々が交わっていく交点にいるのは…。

もちろん危ないところを運よく救われるというのはフィクションであるが故だが、すごく良く出来たストーリーだと思う。治療薬の開発過程もワクワクする。ホワイトハウスでの意思決定の力学も誇張されていると思うが、そういう要素もあるだろうと思える。一方でコンゴでの武装勢力との戦いの生々しさ。ああ、これがIし井さんが警告してくれた部分だなと判り、斜め読みして済ませてしまう。

政治的陰謀、智略合戦、科学の戦い、これらはワクワクとして読めても、物理的な殺戮は正視できない、したくない。それって欺瞞だと分かっている。この作品自体はフィクションだけれど、実際にこういうことは世の中で起きているのだもの。それに気づかないふりをして、生きているだけだ。

本文中にも、殺人を容易にするのは物理的距離、心理的距離だという文がある。アメリカの大統領などの権力者のことを「ホワイトハウスで晩さん会に出席している大統領は、敵の返り血を浴びることも、肉体を破壊された戦友が発する断末魔の叫びを聞くこともない。殺人にまつわる精神的負荷をほとんど被らない環境にいるからこそ、生来の残虐性を解き放つことができるのだ」「戦争の意思決定者は、良心の呵責を感じることなく大規模空爆を命令できるのだ」と責める文章がある。

でも決して責めは政治権力者だけが負うものではないと思う。自分と遠いところにあるものは見ない、想像しないという一般市民もまたジェノサイドを引き起こす当事者なのではないかという気がした。面白い本だったけど、痛いところに手を突っ込まれたという読後感を残す本でもあった。

■性格が悪いのは自分でも自覚しているのだけれど、もっとも性格悪いなあと思うのは、それを言えば相手が傷つくと分かっていて、敢えて言う時だ。事実だから相手が言い返せないのも分かっているけど、でも事実だからといって相手の気持ちを無頓着に傷つけるのもいかがなものかと自覚はしている。弱い立場にある人を虐めているだけなのは分かっているんだけど、でも自分がちょっと怒っていたり、イラッとしていたりするから言ってしまうのだ。

■今日の3Good! 1)ほろ苦さが残っているけれど、「ジェノサイド」は良質なエンターテイメント小説だった。 2)テニスできなかった分、ゆっくり休養できたと思おう。 3)久しぶりに家でご飯。

■今日の食事。

朝食:Vegeel。焦がしバターのクロワッサン。

昼食:ズッキーニとナスのトマトソースパスタ。

夕食:ズッキーニとナスのオーブン焼き。大根とワカメのサラダ。

パン粉焼きにしようと思ったら、パン粉がなかった。。。

TAG : 家ゴハン

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