シュマン@赤坂にて大満足ディナー

溜池山王方面に歩いて行ってシュマンというお店へ。全員揃うまで、ウェイテイングスペース…というより、ごちゃっとした荷物置き場みたいな場所でちょっと待たされた。テラスに面したダイニングエリアは4人掛けのテーブル2つと2人掛け6つがぎゅっと並んでかなりこじんまり。ワタシ達はちょっと仕切られた奥のテーブルへ案内される。

メニューの説明を伺う。アラカルトで食べる場合は前菜とメイン一品くらいでいいですよと言われる。色々食べたい場合はコースでと言われるが、コースの方はあまり惹かれるものがなく。皆ほっとんどバラバラにオーダーして、だいぶ迷惑な客である。しかも相方さんと父は三皿オーダー(他の人にもちょっとシェアしてもらった)。

アミューズ:ロックフォールと胡桃を混ぜ込んだプチシュー。写真右側はサーモンだったので相方さんへ。

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バラバラなので出てくるのに時間がかかりますよと言われたけれど、お店に入って1時間経たずに出てきたんだから、そんなに遅くはない<先に言われていたから気にならなかったのかもしれないけれど。

前菜:フランス産 ホワイトアスパラガスの冷製 春の魚貝類と

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まだ少し細いホワイトアスパラだが香りはよくて幸せ。鯛や蛍烏賊、桜海老などの春の魚介類と、蚕豆やグリーンピースとあわせたもの。フレッシュで軽い前菜。でもボリュームはちゃんとあって満足感あり。春っぽいなあ。

相方さん&父が頼んだこのお店のスペシャリテの1つである「ブーダンノワールのカリカリポテト包み、バニュルスキャラメルとリンゴのピューレ」がめちゃヒット!臭みはないけど、味わいは濃くて、カリカリっとしたポテトと中のしっとりとしたブータンノワールのコントラストも楽しい。これは相当美味しい!!皆で大絶賛。弟くんの食べていた「ドンブ産 カエル腿肉とエイ頬肉のフリット エスカルゴバターと菜の花ピューレ」もいい。出だしからいい感じだわ。パンはそんなに香りが強いわけではなくお食事に合わせやすいもの。

父と相方さんは一皿多いので、残りの3人にはちょっと休憩時間があるわけだが、シェアできるようにお皿を持ってきてくれた。相方さんが頼んだ「本日の特選鮮魚をシェフお勧めの調理法で」はメヌケのポワレにフュメドポワソンをかけたものとカマをグリルしたもの。フュメにはトリュフがたっぷり刻まれていて、ちょっと香りが濃すぎるくらい。お魚自体もとても美味しいものだった。

メイン:スペシャリテ、フランスブレス産仔鳩のロースト 紫蘇の香りの内臓ソースで

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今日は絶対鳩を食べると決めていたから迷い無くこちらを選択。仔鳩だからということもあるだろうけれど、あまり鉄っぽさはない。とはいえ、鴨よりも濃い肉の味と噛み応えのある弾力たっぷりな食感はあって美味しい!内臓が細かく刻んだソースは、紫蘇がかなり強く主張しているのだけれど、爽やかな香りが癖になる感じで上手くバランスが保たれている。やるなあ。下に敷かれたキャベツはいかにもフレンチっぽくバターでやわやわに煮込まれ甘味たっぷり。

母の頼んだ「乳飲み仔豚のロースト」 お肉は絶妙な火の通り加減で上品なピンク色。柔らかくミルキー。メインの中ではこれが一番美味しかったかも。弟くんの頼んだ「長野県産仔ウサギを本日の感性で」では腿肉とあばら部分がグリルで出てきた。木の実のような兎の香ばしい香りがとてもいい感じ。ワタシは味見しなかったけれど、兎のレバーが出てくるのも珍しいわね。少し後から出てきた相方さんのメインは「オーガニック育ちブルターニュ産雛鳥のフリカッセ 春仕立て」、父の方は「フランス産ホワイトアスパラガスとオマール海老のグラタン仕立て,モリーユ茸の香り」 こちらも美味しい。ハズレがないなあ。

メインはどれも丁寧にしっかりとした味付けがされているけれど重過ぎない。そしてしっかり食べたという満足感のある量。前菜が良くてもメインになるとトーンダウンするようなお店も結構あるけれど、こちらのお料理はちゃんと後半に向かって盛り上がっていく感じ。そしてワタシ達の胃袋的にはコースにしなくて正解だったんじゃないかな。

チーズ:5種類盛り合わせ。

チーズワゴンが出てきた。あたりに癖のあるチーズの香りが漂い、あまりチーズ好きではない相方さんは逃げ出してしまった。ブルー、ゴート、ハード、ウォッシュなどがそれぞれ3種類ずつくらいあって、残りの4人で喧々諤々(というほどではないけど)の議論の結果、4つを選び、相方さん用に癖の無いものを一つ追加。

ブリーの黒いもの、ブリー・ノワール。ブリーなのに(という言い方も変だけど)、水分が抜けて硬くなったもので真っ黒なのだ。珍しいよね、ワタシは初めて見たよ。本当に本当にぽちっと食べるだけで、すごーく塩が利いているのだけれど、めっちゃ味が深い。ラングル・オ・コワントロー(コワントローでウォッシュしたもの)。これは上品な組み合わせだわあ。これも好き。胡桃の葉で包んだシェーブル。モンブリアック(灰をまぶしたブルーチーズ)。北海道産のフレッシュチーズ。とにかくブリー・ノワールが気に入った。また食べてみたいな。

デセール:マスカルポーネムース、バルサミコ風味の苺とフルーツトマト、チュイルダンテール、ミルクのジェラート、苺のクーリ、ホワイトチョコレートのエミュルジョン

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そしてデセール。ワタシはこれまた迷い無く決定。マスカルポーネのムースが一番下になり、チュイル・苺とトマト・ジェラート・エミュルジョン・クーリの順番で層になっている。バルサミコのおかげでトマトの甘さと苺の爽やかさが強調されている。あとミルクジェラートのフレッシュさとホワイトチョコの濃さがいい塩梅。マスカルポーネのまったりさも好き。ワタシの好みにぴったりのデザートだったわ。

母の頼んだデセールが面白かった。「春の大地からの一皿 ホワイトアスパラガス、モリーユ茸、空豆、グリーンピース」 アスパラはブラマンジェになっている。アスパラの香りがすごくしっかりして、ちょっと塩が利いているのだけれど、でも甘さもある。モリーユはジェラートに。前にも茸のアイスクリームは食べたことがあり、どんな感じか知っていたので、これもあまり違和感はなかった。豆類は味見しなかったけれど、塩がちょっと利いていたそう。父は「ちょっと奇を衒い過ぎてるのでは?」と言っていたけれど、頼んだ母は「デセールとしてちゃんと成り立ってる気がする」との意見。面白い一皿であることは間違いない。ミニャルディーズは小さなトリュフチョコと、木苺の入ったしっとりしたスポンジと、ナッツがカリカリしたクッキー。

全体的に大満足~。開店時間である18時の予約だったので同時刻に入ったお客さんが多かったし、個室のように仕切られた場所だったしで、少しサービスが行き届かない感じがあったのと、更にはワタシ達があまりにバラバラにオーダーしたせいもあってか、最初のうちはちょっとぎこちなかったけれど、だんだん気にならなくなってきた。こちらのソムリエさんも個性的で有名だそうで好き嫌いが分かれるようだけれど、ワタシ達のテーブルにはつかず離れず、可もなく不可もなくだった。お店を出るときにはシェフの方がドアの外に立ってお見送りしてくださったので、美味しいものを沢山食べさせていただいたことに御礼を伝える。

ちなみにこちらはミシュラン一つ星のお店だそう。幾つか星つきのフレンチへ行って思ったのは、ボリュームがそこそこあること。フランス人の胃袋を満足させるというのも一つの判断基準なのかもしれないな。

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